甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症
甲状腺機能亢進症とは、甲状腺の機能が必要以上に亢進(増大)し、甲状腺ホルモンを過剰に産出する疾患です。
それで、血液中の甲状腺ホルモンが多量になり、甲状腺中毒症の状態があらわれます。
その代表的な疾患がバセドウ病で、甲状腺機能亢進症の約8〜9割を占めるとされています。
あとの1〜2割には、次のような疾患があるとかんがえられています。
・プランマー病(過機能結節)
結節とは「しこり」の事で、甲状腺にできたしこりが甲状腺ホルモンを過剰に分泌する疾患です。
・外因性甲状腺中毒症
甲状腺ホルモンをふくむ食材を摂取する事によって、甲状腺中毒症になる疾患です。
過去には、牛や豚などの甲状腺ホルモンを含有したダイエット用の薬剤服用による発症例がありました。
動物の甲状腺ホルモンは人間のものとほぼ同様の構造であるため、一定期間服用した結果、全身の倦怠感や動悸など甲状腺機能亢進症と同様の症状が出るとされています。
このほか、少数ですが次のような疾患があると思われています。
・甲状腺刺激ホルモン(TSH)産生腫瘍
脳下垂体にできた腫瘍が甲状腺刺激ホルモンを産出して甲状腺を刺激し、甲状腺機能亢進症を生じさせます。
・妊娠甲状腺中毒症
妊娠の初期(10〜15週頃)に母体の胎盤から分泌されるhCGホルモンが甲状腺に作用して、甲状腺ホルモンの分泌が増加します。
・卵巣甲状腺腫
卵巣にできた腫瘍の内部に、甲状腺と同様の組織が発生する疾患です。
・甲状腺ホルモン不応症
甲状腺ホルモンの量が少なくないにもかかわらずホルモンのはたらきが鈍る先天性の疾患で、自覚状態はほとんどなく、余計な治療は不要とされています。
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